今日は、六本木で、AI関連のカンファレンス「オルツカンファレンス2023」を視聴してきた。成田悠輔さんと落合陽一さんが登壇、二人ともテレビで見るより小柄に見えた。しかし、二人の饒舌ぶりは、テレビと同じ。落合さんの早口には驚いた。彼は頭の回転が早いのだろう。小休止することなく澱みなく次々と言葉がでてくる。成田さんは、一般的な人間の人生、人間の能力は、たいしたものではないという発想から、いつもひとひねりした意見を発言する。それが結構当たっているので面白い。

さて、主催会社のプレゼンによると、今後、99%の仕事はAIの仕事になるとのこと。確かにAIが仕事の大半をカバーするのでしょうが99%もですか~。(以下、私見です)
AIの情報源はネットにある情報、ネットにある情報は、人間が収集した情報、アイデア、経験をもとに作った情報だ。人間がなにかをもとに情報を作る→その情報をAIが収集分析し、AIが情報を作る→その情報を人間が使って人間が情報を作る→その情報をAIが分析して、AIが発信情報の質を高めていく。人間はAIの作った情報を使うが、AIは人間の作った情報を使う。そこには、食物連鎖のような連鎖反応、情報の循環、情報連鎖がある。
いずれ人間は死ぬ、AIは生き続ける。そして、自分ではない他者が、進化しつづけるAIを使う。
AIは人間に使われるが、人間もまたAIに使われているということだ。人間は、AIを地球最高の人間の叡智にしあげるための情報提供作業に参画しているのである。
もっとも、落合さんによると、個々の人間のパーソナル情報はごく少量で、個々を識別できるパーソナル情報は、「戒名」ぐらいということだから、人間が生きていく上で必要な情報や考えは、似たり寄ったりで大きな隔たり(独自性)はないということなのでしょう。だから、一意の答えを出すChatGPTが、大うけしているのだともいえよう。
ChatGPTの公開がきっかけとなり、にかわに、人間はAIと共生する時代にはいった風潮となってきているが、AIによって仕事は楽になるのかな?AIを使って仕事時間を減らそうと考える人もいるが、AIを使って同じ仕事時間でより多くの仕事をしようと考える人もいる。そうなると、結局のところ、仕事好きの人間の仕事時間はこれまでと変わらない。AI同様、脳はフル回転だ。しかし、時には、そんな人生に疲弊やむなしさを感じることもあるでしょう。時々、生身の人間、動物、植物、自然との触れたいなど、AIが侵入できない領域で時間を過ごしたいと思うことがあるやもしれません。

※note.comで、AI関連の情報発信計画中。

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