By 細村マリリン ON 2023/11/22(水)
カテゴリ: 本・映画・エッセイ

ユーミンはやはり類まれなアーティストでカリスマ。デビュー50周年コンサートは、シニア層の今後の人生に活を入れる元気を促すコンサートだった。

昨日はまたいいことがあった。闘病中の老犬、チャッピィの調子も良かったので、ユーミンのデビュー50周年コンサートに行ってきた。人生初めての横浜アリーナ。人生初めてユーミンのコンサート。ドキドキ。今回のユーミンツアは54公演、全公演で57万人動員予定ということなので、1公演1万人以上の動員となる。
初めてみた生ユーミンは思った以上に若々しかった。とても年上には見えない。69歳とは思えない綺麗なスタイル(脚も、適度に筋肉がついてすらっとしていて、二の腕にも余分なお肉がついていない、お腹もでていない)とメリハリのある軽快なダンスパフォーマンス、素晴らしい歌唱。ユーミンは、自分よりずっと年上なのに、ちっとも枯れておらず、オーラ全開だった。たった一人の女性が1万人超えの観客の気持ちを鷲掴みにしている。すごすぎる。その状況は刺激的で私に活を入れてくれた。コンサートのテーマは海でユーミンは新米船長。日記を朗読しながら、ストーリーは展開し、歌が披露される。夢の国のような舞台デザイン、照明、プロジェクションマッピング、ストーリー演出、全てがスペクタクル。でもクライマックスで火を吹く龍(龍に乗ってユーミンが歌うのがショーの見せ場の一つ)が出てきたとき、家に置いてきたチャッピィが火を吹いて怒っているように思え、終わり次第、急いで帰らなきゃと思いはじめたところ、ユーミンはサービス精神旺盛でアンコールだけでも5曲歌ってくれた。(私は外国人のアーチストのコンサートに過去何回かいったが、アンコールを景気よくやってくれたアーチストはポールマッカートニーぐらい)、そのアンコールがまたよかった。ちなみにアンコール曲の最後の曲は、横浜にちなんだ曲で「海を見ていた午後」。この曲は学生時代からよく聞いていた曲。若き日の思い出が走馬灯のように目の前に広がり思わず泣けてしまった。そうなんだ。ユーミンは、だれでもが経験するような感情を歌っている。だから、歌詞が他人事ではなく自分事になる。だれでもが共感しやすい気持ちを歌に乗せている、だから共感が膨らむ、そこが魅力なのだ。50周年を迎えるアーチストはほんの一握り、まさにカリスマなのであるが、69歳のユーミンが、今もなお、日本のトップランナーであることは、女性の活躍を願う女性達にとって大きな希望だ。
コンサート後、家に帰ったらチャッピィがお出迎え。具合悪くなっていなくてほっとした。
「ごめんね。今日は特別の日だからチャッピィに我慢してもらったけど、マミはユーミンみててもチャッピィのことを一時も忘れたことはなかったよ。」といいながら抱っこでチュー。昨日友達にいただいた卵のお菓子とマッサージで機嫌取り。
 
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