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コロンビア小型機墜落。アマゾンで行方不明の4人の子供40日ぶりに生還

コロンビア小型機墜落でアマゾンで行方不明の4人の子供40日ぶりに生還 ジャングルで生きる術を知っている子供達だから40日間も生き延びて救出された。

2023年5月1日にコロンビア南部のアマゾンジャングルで小型飛行機の墜落事故があった。
墜落の原因は、エンジンの不具合。飛行機には、子供達の母親(33)、操縦士を含む大人3人と長女(13)、次女(9)、長男(5)、三女(1)の子供4人が乗っていたが、大人は全員死亡。子供4人は、今月9日、捜索隊により、40日ぶりに、事故機の西約3~5キロの地点で発見された。4人には、脱水症状や虫に刺された症状があったが、今、首都ボゴタの病院で徐々に回復しているらしい。子供達は、墜落後の数日間、救助を待っていた。しかし、救助は来ない。だから、移動を開始した。幼い子供達だけでジャングルで40日も生き延びられたのはなぜか?

それはジャングルでの生活の術を知っていたからだ。
子ども達は別のジャングルで育つ先住民「ウイトト族」で、食べていい食物や果物が分かっていた。
また、アマゾンには時折スコール(大雨)が降るため、水分の確保はできていた。
アマゾンに住む動物達に襲われてケガすることもなかった。
子供達は、小型機に積まれたキャッサバの粉(タピオアの原料)や、ジャングルに生えている果物で空腹を満たした。また、1歳の三女には、哺乳瓶のミルクを少しずつ与え、なくなると水を飲ませていたという。免疫力のない1歳の乳児の命を守り通したのはすごすぎることだ。母親を失った悲しみに耐え、長女を中心に兄弟で団結し生き延びたことは、偉業に値する。子供達に宿る困難を跳ね返す強い意志と気力に賞賛の拍手を送りたい。4人とも助かって本当によかった。ディズニーのジャングルブックはファンタジーであるが、今回の話はノンフィクション。リアリティーに勝る感動はないので、そのうち映画になるのではないか???

なお、子供達の捜索活動(エスペランサ作戦(スペイン語で希望という意味))の過程で投入された複数の犬のうち、6歳のベルジアンマリノア種の軍犬「ウィルソン」の行方が今、分からなくなっているという。ウィルソンは、捜索中に子どもの足跡を発見したり、墜落した飛行機の残骸を見つけたりした英雄犬であるが、ある時点で隊列からはぐれてしまったらしい。コロンビア軍は12日、「私たちの軍犬『特攻隊員ウィルソン』を捜し出すための作戦を進行中」とツイッターにウィルソンの写真つきで投稿。「ウィルソン救出」作戦に基づき「誰も残さないという至上命令を完遂する」と強調した。犬好きの私にとってはウィルソンが心配だ。ウィルソンが見つかることを心より願うばかりである。

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