11月11日、44種850羽の鳥達が暮らしているアドベンチャーワールド(和歌山白浜町)で、アヒル6羽が高病原性鳥インフルエンザで死亡した。その後、家畜伝染病予防法に基づく防疫措置がとられ、死亡した6羽を除くアヒル29羽、ガチョウ13羽、ダチョウ1羽、エミュー14羽の計57羽が殺処分となった。園には、ペリカンやフラミンゴもいるが、家畜ではないことから殺処分は免れた。ところが、11日には3羽、13日には4羽、モモイロペリカンに、起立不能や食欲不振等の異変が見られ、衰弱した5羽は安楽死の対象となってしまった。園には回復した2羽を含め、他にモモイロペリカンが14羽いる。15日、園は、モモイロペリカン1羽に感染の疑いがあることを発表した。アドベンチャーワールドは現在も閉園体制を続けている。
今シーズン、鳥インフルエンザの感染拡大は去年を上回るペースである。