「60歳のラブレター」は、住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)が応募した「長年連れ添った夫婦が口に出していえない互いへの感謝の言葉をつづった1枚のハガキ」作品を脚色しオムニバス映画にしたものである。メインのストーリーは、60歳の定年を迎えた夫が離婚し愛人と新たな生活を始めるが、そこには思い描いた幸せはなかった。浮気は浮気。本物にはならなかったということである。そんな折、別れた妻が30年前、元夫に向けて書いたラブレターを元夫が目にし、元夫は新生活を捨て妻のもとに戻るという話である。幸せは失ったときにはじめて気づくということなのかな。愛情の懐の深さは、共に過ごした時間、相手に尽くした時間の長さが影響しているように感じた。The "60-year-old love letter" is a postcard submitted by Sumitomo Trust and Banking (currently Sumitomo Mitsui Trust and Banking) that spells out words of gratitude to each other that a married couple who has been with them for many years cannot say. It was adapted and made into an omnib...