挿入曲の「ラフマニノフ・パガニーニの主題による狂詩曲」がいい。この曲を聴くと、胸の鼓動が高まり、自分も恋の渦に巻かれ、溺れ、溶けて消えていくような気がする。原作者のリチャード・マシスンは、バージニア州の劇場で見かけたポスターに出ていた20世紀初頭の女優、モード・アダムズに心惹かれ、ロマンティック・ファンタジー小説を執筆した。本作はその映画化。主演リチャード・コリアー役には、「スーパーマン」のクリストファー・リーヴ。彼は本当に整った顔。吸い込まれるような目。夢でもいいから一度抱かれてみたい人(笑)。そして、コリアーが惹かれた女優エリーズ・マッケナ役は、ジェーン・シーモア。オーラがすごい。神々しいまでの美しさである。こういう映画をみると、タイムスリップして若い頃の私に戻って、全身全霊をかけた恋に身を任せられたらと思う。この年になっても真実の愛を掴めないわけで淡い夢である。愛は何物にもかえがたい心臓の鼓動、生の実感である。Somewhere in TimeThe insert song "Rhapsody on the theme of Rachmaninoff Paganini" is good. When I listen to this song, her heart beats, and I feel like I'm swirling in love, drowning, me...