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ライオン「クレイ」と「イト」のペアリングに関する円山動物園の決断!!動物園のバースコントロール課題に迫る。

ライオン「クレイ」と「イト」のペアリングに関する円山動物園の決断!!動物園のバースコントロール課題に迫る。 動物園の動物は、人間の動物鑑賞のためだけに生きているわけではない。クレイとイトには幸せになってほしい。

11月8日午後、札幌の円山動物園に、1歳のメスライオンが到着した。旭川市旭山動物園の「イト」である。円山動物園には、10月11日、愛媛県立とべ動物園で生まれ育った1歳のオスライオン「クレイ」が到着し、観覧が始まっている。「クレイ」と「イト」が同じ円山動物園に来園したということで、カップルになるのか、気になっている方も多いだろう。「クレイ」と「イト」は、血縁関係(クレイはイトのおじさん)にあるので、私も、繁殖については、気になっていた。

ライオンは群れ(プライド)で生活する動物であることから、円山動物園では、「クレイ」と「イト」を同居させる意向である。しかし、繁殖はさせない方針だ。2頭が大人のオス、メスになったら、どちらかの個体に避妊処置(パイプカットまたはホルモン製剤埋め込み)を施し、同居させる予定と報道した。避妊理由は、2頭が血縁関係にあるからではなく、獣舎の面積や寝室数が狭いので、ライオンの頭数を増やせないからだという。ライオン家族が増えても家が狭すぎて家族で生活できないから、繁殖はさせないという方針のようだ。動物園ではスペースが限られているので、飼育する動物の数も限定せざるおえない。それは、円山動物園だけの実状ではない。現に上野動物園には、ライオンを飼育するスペースがなく、今ライオンがいない。
余るライオン「猫より安い」 動物交換、その実態は:朝日新聞デジタル (asahi.com)
クレイは人工哺育で飼育員の愛情しか知らず、母親のさくらに噛まれて大怪我をしたこともあるので、円山動物園では、クレイがメスライオンのイトと上手く接することができない可能性も視野にいれているようだ。クレイがイトと仲良くやっていけなそうもない場合は、2頭は、別居のまま飼育していく方針だ。2021年2月1日、静岡市の日本平動物園で、人気の雌ライオン、マッチ(14歳)と、3歳の雄ライオンが、檻越しに互いに腹を見せ合うなど、発情の兆しを示しをみせたので、同居させたところ、マッチがオスライオンに首元をかまれて亡くなるといった事故が発生した。2頭の同居にそのようなリスクもなくはないので、慎重さが必要だ。

さて、クレイ、イトの円山動物園へのひっこしをきっかけに、動物園においても、ペットの犬、猫と同様、避妊などバースコントロールが必要な事情がみえてきた。そのコントロールにより、動物園のライオンにおいては、狩りの機会を奪われるだけではなく、子育ての機会も奪われる。そこには、本能のおもむくままに生きられない不自由さ、不自然さがある。動物園の動物は、様々な制約の中で、本能との葛藤と戦って生きていかざるおえない宿命にある。思いっきり走れない、泳げない、狩りもできない、子供も生めない。動物達は、生き方の機会損失、本能との葛藤によるストレスにさらされながら生きていかざるおえない。クレイとイト、彼らも、限定環境、限定機会の中で生きていくことになる。それでも、動物達には、幸せを感じて生きていてほしい。動物も人間と同様、命は一度限りだ。
わたしたち人間も、「動物の命の価値は人間と同等」といった視点で、動物問題を根底から真剣に考える必要があろう。
#イト #クレイ #円山動物園  #ライオン

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2024/06/17(月)