お知らせ・読み物

【movie65】ホワイトナイツ/白夜(White Nights)

ホワイトナイツ/白夜は、ロシア・ウクライナ戦争が続いている今、みるべき映画だと思う。

1985年アメリカ映画。アメリカに亡命したトップダンサー、ニコライ・ロドチェンコ(ハイル・バリシニコフ)は旅客機事故でシベリアに不時着し、KGB(ソ連国家保安委員会)のチャイコ大佐(イエジー・スコリモフスキ)に身柄を拘束される。チャイコ大佐は、ニコライをソ連のバレー界に復帰させようと考え、ソ連に亡命しシベリアで生活するアメリカ人レイモンド・グリーンウッド(グレゴリー・ハインズ)をニコライの見張り役に抜擢する。ソ連でのニコライは、厳重な監視下に置かれ、いっさいの自由がない。ニコライは、ソ連を脱出する決意をし、ニコライの決意を聞いたレイモンドも、妻のダーリャ(イザベラ・ロッセリーニ)と共にソ連を脱出する決意を固める。レイモンドはベトナム戦争の脱走兵でロシアに亡命したタップダンサーであるが、ダーリャのお腹にいる自分達の子供は、ロシアで育てたくないと考えたのだ。さて、ニコライ、レイモンド、ダーリャは、KGBのがんじがらめの監視の目をすり抜け、不可侵権があるアメリカ領事館にかくまってもらうことができるのだろうか。結果がわかるまで、ドキドキハラハラ、画面に釘付けだ。

続きを読む
246 ヒット
0 件のコメント

ロシア、国連人権理事会の理事国離脱 Russia withdraws from the UN Human Rights Council

理事国復帰の道を自ら断つロシア

国連の人権理事会は、世界各国で深刻な人権侵害が起きた際に対応を協議する目的で2006年に設置された機関。協議は、スイスのジュネーブで開催され、理事国は47国であった。

4月7日、ニューヨークの国連本部で、国連総会の緊急特別会合が開かれ、アメリカなどが、ロシアの国連人権理事会の理事国としての資格停止を求める決議案を国連総会に提出した。決議案に賛成する国は、欧米、日本など93か国。反対は、ロシア、中国、北朝鮮など24か国。そして、インドやブラジル、メキシコなど58か国は棄権した。結果、棄権と無投票を除いた国の3分の2以上の賛成で、決議が採択された。国連人権理事会の理事国の資格が停止されるのは、2011年に反政府勢力を武力で弾圧していたカダフィ政権下のリビアに続く2例目である。

続きを読む
418 ヒット
0 件のコメント