カシュニの滝は、知床岬とカムイワッカの滝の真ん中に位置している。
カシュニは、アイヌ語で「板小屋のある場所」。かつてアイヌがウトロから知床岬へ縦断する際、足を休めた場所だ。現在、知床半島には、陸路で人が進める道がない。カシュニの滝などの断崖の絶景、知床半島に生息するヒグマなどを観たい場合は、ウトロ港から出る観光船を利用するしかない。
消息を絶った「KAZU I(カズワン)」の観光コースは、知床岬コース。知床岬コースは、ウトロから「カシュニの滝」をめぐり、知床半島の先端で折り返し、ウトロ港に戻る3時間コースだった。札幌管区気象台は、同日23日の午前9時42分に、「3メートル以上の波の高さが予想される」と、波浪注意報を出していた。しかし、運営会社「知床観光船」の経営者は、その情報をキャッチできていなかったようだ。(27日の社長インタビューより推測)。KAZU Iが、ウトロ港を出港したのは23日午前10時頃。ウトロ港の波の高さは30センチ余りで、風も強くはなかった。運航会社は、出航後、船を壊しのみ込むほどの大波がくることを予測できていなかった。
しかし、正午過ぎから波が急速に高まった。観光船から無線で連絡を受けた別の運航会社が海上保安庁に救助を要請した午後1時13分ごろの波の高さは2メートル余り、観光船から直接海上保安庁に118番通報があった午後1時18分ごろは3メートル近くになっていたという。浸水発生地は、カシュニの滝付近。乗船者26人のうち、11人の死亡が確認されている。
お知らせ・読み物
ツイッターは、毎日2億人以上が利用する巨大なソーシャルメディアである。
そのツイッターが、4月25日、イーロン・マスク氏の買収提案に応じた。
買収総額は440億ドル(日本円でおよそ5兆6000億円)、この買収により、マスク氏は、ツイッターの株式を100%取得する。
マスク氏は、以前から「言論の自由の原則が守られていない」とツイッターを批判してきた。
また、フェイク投稿に警告を表示する判断基準を公にし、誰でも中身を検証できるようにすべきと主張してきた。
マスク氏は、今後、ツイッターに「新しい機能を導入し、ツイッターをよりよく変えていく」とコメントしている。
ちなみに、マスク氏のツイッターのフォロワーは8000万人以上であり、マスク氏は、ツイッターのヘビーユーザでもある。
エリザベス女王(英国君主エリザベス2世)は、今年2月6日に英国君主として歴代初となる在位70年目を迎え、4月21日には、96回目の誕生日を迎えた。女王は、1952年に、父親であるジョージ6世の後を継ぎ、エリザベス2世として25歳でイギリス連邦王国16カ国の女王に即位。それ以来、現役で公務をこなされ、現在、イギリス史上最高齢、世界最高齢の君主である。
2022年4月14日、日本、中国、韓国、台湾の研究者が、共同で、ニホンウナギの生態研究を開始する合意をした。
日本や中国など北東アジアに生息するニホンウナギは、将来絶滅する危険性が高い絶滅危惧種(2014年6月国際自然保護連合(IUCN、スイス)で指定)になっているが、ニホンウナギの生態、資源量に関しては、不明点が多かった。
共同研究では、ウナギの漁獲量データ記録による資源量の把握と将来予測の他、ウナギに電子タグをつけて放流し、産卵場所までの回遊ルートなど、生態を調査し、来年春ごろ、共同研究の中間報告を行う計画だという。