お知らせ・読み物

【movie46】マチネの終わりに At the end of Matinee

毎日新聞朝刊およびnoteに掲載された平野啓一郎の長編小説の映画化。主演は、福山雅治(ギターリスト蒔野聡史)と石田ゆり子(槇野が愛した女性小峰洋子)。蒔野のマネージャー(後に妻)であった三谷早苗(桜井ゆき)が蒔野になりすまし早苗に別れのチャットをしたことをきっかけに、すれ違い、別れ、別々の家庭を持つこときなった蒔野と洋子だったが、時がたち、早苗が二人になりすましチャットをしたことを告白した後、二人とも家庭生活に終止符を打ち、フリーの身となり再会するまでを描いた作品。二人が愛し合っていたのに意図的に別れるようしくまれた事情、運命の人との愛を成就させたいという愛欲も共感できるが、それでも、私が蒔野だったら、幼いわが子のために、真実の愛に蓋をしてしまい、それでいて、その状況がやるせなくて、心の奥底で悶々としてしまうであろう。そう想うのは、私自身、愛の神髄を知らないからであろうか。At the end of MatineeA movie adaptation of Keiichiro Hirano's feature-length novel published in the morning edition of the Mainichi Shimbun and note. Starring Masaharu Fukuyama (guitar list Satoshi Mashino) a...

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【movie45】ボヘミアン・ラプソディ Bohemian Rhapsody

伝説のイギリスロックバンド、クイーン。そのリードボーカルのフレディ・マーキュリーの伝記。天才でありながら死に急ぐような生き方を選択してしまったフレディを近くに感じた。私にも満たされない気持ちを誤魔化すために自暴自棄になっていた時期があった。でも、フレディ(ラミ・マレック)は死を予感した時、自分が何をすべきか、人生の道筋を鮮明に見いだし迷いを消した。彼が残した素晴らしい曲そしてパフォーマンスには命が宿っている。そして永遠に残る。歌詞に込められた人生観そしてメロディの壮大さに圧倒され感動が止まらない。Bohemian RhapsodyThe legendary British rock band Queen. Biography of Freddie Mercury, the lead vocalist. I felt close to Freddie, who was a genius but chose a way of life that was rushing to death. There was a time when I was desperate to disguise my unfulfilled feelings. But when Freddie (Rami Malek) foresaw his death, he clearly found out what h...

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【movie44】劇場 Theater

売れない劇作家の永田(山崎賢人)は、女優を志し上京してきた大学生沙希(松岡 茉優)をナンパ。恋人となり、彼女の家で同棲生活を続けるものもその生活も続かなくなる。映画を観ていて、私の中にいる、夢で稼げない永田の一面と、夢見る男性に惚れ込んで尽くすものの疲れてしまう紗希の一面の両方を見出し、自分の分身を観ているような錯覚を覚えた。同棲生活の中で、食材を送ってくれるお母さんの話や、生活費負担の話は、あるある会話で、日常のリアル感がある。永田の食住の面倒から、永田への会話への気遣いに、疲れ、酒浸りになっていく紗希役は、松岡茉優。適役だと思った。TheaterPlaywright Nagata (Kento Yamazaki), who cannot sell, picks up Saki (Mayu Matsuoka), a college student who has come to Tokyo to become an actress. She becomes a lover, and neither the one who lives together in her house nor her life continues. While watching a movie, I found both the side of Nagata that I couldn't earn fr...

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【movie38】ウォルター少年と、夏の休日 Secondhand Lions

世の中には、人の信じる気持ちを利用して平気で人を騙したり、他人の褌で相撲を取ったり、人を踏み台にしてなんとも思わない人が実に多い。現にこの映画の中にも、主人公のおじいさん二人、ハブ(ロバート・デュヴァル)とガース(マイケル・ケイン)の埋蔵金を着服したい目的のためだけに、おじいさんに近寄ってくる人が複数人いる。そんな中、ウォルター少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、おじいさん達を信じた。奇想天外な行動を次々ととり、現実離れした冒険談を語るおじいさん達を心の底から愛した。おじいさん達の語る冒険談は千夜一夜物語のよう。にわかに信じがたい話であったが、おじいさん達が天に召された後、ウォルターは、その冒険談が嘘でなかったことを認識する。広大な大地。情深く熱いハートを持つおじいさん達。そして、愛くるしい動物達に囲まれて、子供時代を過ごしたウォルターは、やがて、画用紙から今にも絵が飛び出してきそうな、生命感溢れる温かいアニメを描く大人に成長していく。想像性が創造性を開花させたのね。マリリンも、ぐいぐいストーリーに引き込まれたわ。そして、想像の翼が広がっていくような心地よさを感じたの。 Second hand LionsThere are so many people in the world who don't care about using people's beliefs to de...

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【movie36】天使のくれた時間 The Family Man

ジャック(ニコラス・ケイジ)は、恋人のケイト(ティア・レオーニ)の反対を振り切り、ロンドンに旅立ったあと、ウォール街で成功し、ゴージャスな独身生活を満喫していたの。ところが、クリスマスイブの日、立ち寄ったスーパーで、黒人キャッシュ(ドン・チードル)の強盗行為の止めにはいったことで人生が一転。翌朝目覚めると、自分が庶民的な家で別れたケイトとその子供達そして大きな犬と暮らしていることになっていたという現実離れしたお話なの。最後、現実世界に戻ったジャックは、別れたケイトに会いに行き、復縁したい気持ちを伝えるの。これは「正夢」づくりといった感じよね。「もしあの時、違う道を選んでいたら」がテーマなのだけど、対外、「もしあの時・・・と思った時には時既に遅し」ということが多いんだけどね。だからこそ、ファンタジーが輝くの。それにしても、ニコラス・ケイジもティア・レオーニも、瞳の色がとても綺麗。ジャックを誘うケイトの目に魅了させられたわ。Time given by an angel The Family ManJack (Nicolas Cage) was successful on Wall Street and enjoyed a gorgeous bachelor life after leaving for London, defying the opposition of his love...

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