1997年にセバスチャン・ユンガーが実話を元に執筆したノンフィクション小説『パーフェクトストーム -史上最悪の暴風に消えた漁船の運命』が原作。1991年秋の大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号に乗船し海に消えたクルー達を描いている。クルー達が船上で自分達の命を守るジャッジができる機会は2度あったが、そのジャッジを誤ってしまい、命を失ったのだと思った。だれにだって、生きて入れば、命に係わるジャッジの機会が訪れる可能性がある。その時、瞬時に、命を守るジャッジをするためには、どのような心持でいたらいいのかを教わったような気がする。
お知らせ・読み物
イーストーリーでは、読者との会話および交流機会を広げるために、世界のニュース評、映画・書籍評、エッセイ、STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)分野に関する情報、提供サービス・商品などの情報、そして、健康的な食事情報について、高頻度で、更新しております。
カシュニの滝は、知床岬とカムイワッカの滝の真ん中に位置している。
カシュニは、アイヌ語で「板小屋のある場所」。かつてアイヌがウトロから知床岬へ縦断する際、足を休めた場所だ。現在、知床半島には、陸路で人が進める道がない。カシュニの滝などの断崖の絶景、知床半島に生息するヒグマなどを観たい場合は、ウトロ港から出る観光船を利用するしかない。
消息を絶った「KAZU I(カズワン)」の観光コースは、知床岬コース。知床岬コースは、ウトロから「カシュニの滝」をめぐり、知床半島の先端で折り返し、ウトロ港に戻る3時間コースだった。札幌管区気象台は、同日23日の午前9時42分に、「3メートル以上の波の高さが予想される」と、波浪注意報を出していた。しかし、運営会社「知床観光船」の経営者は、その情報をキャッチできていなかったようだ。(27日の社長インタビューより推測)。KAZU Iが、ウトロ港を出港したのは23日午前10時頃。ウトロ港の波の高さは30センチ余りで、風も強くはなかった。運航会社は、出航後、船を壊しのみ込むほどの大波がくることを予測できていなかった。
しかし、正午過ぎから波が急速に高まった。観光船から無線で連絡を受けた別の運航会社が海上保安庁に救助を要請した午後1時13分ごろの波の高さは2メートル余り、観光船から直接海上保安庁に118番通報があった午後1時18分ごろは3メートル近くになっていたという。浸水発生地は、カシュニの滝付近。乗船者26人のうち、11人の死亡が確認されている。
ツイッターは、毎日2億人以上が利用する巨大なソーシャルメディアである。
そのツイッターが、4月25日、イーロン・マスク氏の買収提案に応じた。
買収総額は440億ドル(日本円でおよそ5兆6000億円)、この買収により、マスク氏は、ツイッターの株式を100%取得する。
マスク氏は、以前から「言論の自由の原則が守られていない」とツイッターを批判してきた。
また、フェイク投稿に警告を表示する判断基準を公にし、誰でも中身を検証できるようにすべきと主張してきた。
マスク氏は、今後、ツイッターに「新しい機能を導入し、ツイッターをよりよく変えていく」とコメントしている。
ちなみに、マスク氏のツイッターのフォロワーは8000万人以上であり、マスク氏は、ツイッターのヘビーユーザでもある。
エリザベス女王(英国君主エリザベス2世)は、今年2月6日に英国君主として歴代初となる在位70年目を迎え、4月21日には、96回目の誕生日を迎えた。女王は、1952年に、父親であるジョージ6世の後を継ぎ、エリザベス2世として25歳でイギリス連邦王国16カ国の女王に即位。それ以来、現役で公務をこなされ、現在、イギリス史上最高齢、世界最高齢の君主である。
2022年4月14日、日本、中国、韓国、台湾の研究者が、共同で、ニホンウナギの生態研究を開始する合意をした。
日本や中国など北東アジアに生息するニホンウナギは、将来絶滅する危険性が高い絶滅危惧種(2014年6月国際自然保護連合(IUCN、スイス)で指定)になっているが、ニホンウナギの生態、資源量に関しては、不明点が多かった。
共同研究では、ウナギの漁獲量データ記録による資源量の把握と将来予測の他、ウナギに電子タグをつけて放流し、産卵場所までの回遊ルートなど、生態を調査し、来年春ごろ、共同研究の中間報告を行う計画だという。
マリウポリのウクライナの戦闘員が抗戦を続けるアゾフスターリ製鉄所には、多くの民間人が避難している。4月19日、ロシアは、その製鉄所を、バンカーバスター(地下貫通弾)で爆撃した。バンカーバスターは、高速度で落下することでコンクリートや盛土などの遮蔽物を貫通し、目標に到達したのちに爆発する爆弾である。4月21日、プーチン大統領は、ショイグ国防相に、「ハエも通らないように封鎖せよ」と命じ、現在、製鉄所一帯は、ロシア軍に包囲された状態だ。ロシアは、製鉄所の避難民を兵糧づめにして降伏させる意向なのであろう。今後、人道回廊での避難もしくは製鉄所への物資供給が成立しなければ、避難民は、飢え死にするか、降伏するかしか、生き残る術はない。包囲しているロシア軍を外側から攻撃し、追い払うことができれば、情勢がかわるだろうが、見通しは不明だ。ウクライナ政府は同市で2万人以上の民間人が死亡したと推計している。マリウポリから西に20キロほど離れた村にロシア軍が集団墓地を掘り、民間人の遺体を埋めたという話もでてきた。ストックホルム国際平和研究所の報告によると、マリウポリの市民は、水のために雪を溶かし、食べ物を盗み、野良犬を食べている状況だという。
この映画は、カンボジア内戦の取材記事でピューリッツァー賞を受賞したニューヨーク・タイムズ記者シドニー・シャンバーグの実話を元にした1984年公開映画である。カンボジア内戦で、ポル・ポト率いるクメール・ルージュがカンボジアを支配。シャンバーグと一緒に取材していたカンボジア人ディス・プランは、クメール・ルージュが支配する集団農場へ移送される。過酷な労働と飢え、虐殺の恐怖に怯える生活は生き地獄。忍耐も限界となったプランは、覚悟を決め脱出を試みる。その後、死と隣り合わせの紆余曲折の末、命かながらに、タイの難民キャンプにたどり着き、シャンバーグと再会する。この映画には、痛みしかない。ラストの再会場面で、ジョンレノンの「イマジン」が流れるまでのおよそ2時間20分、私は、胸が詰まりっぱなしでずっと息苦しかった。あまりに惨すぎたため、私がどうにか平穏無事に生きている今さえも当たり前と思えなくなった。あまり欲張らず、今生きていることに感謝したい。※クメール政党の犠牲者は300万人。カンボジア当時の人口の1/3以上であった。キリングフィールド=処刑場はカンボジア全土で100ケ所以上、財政難に陥った政権では、ナタや刃物、それも刃物の摩耗になるので、最終的には、椰子の木の皮で処刑。赤ちゃんは木に頭を打ち付けて処刑、あまりにも惨すぎることだが、同じ人間の仕業である。 The Killing FieldsTh...
4月20日、米国の首都ワシントンで、G20の財務大臣・中央銀行総裁会議が開催された。
主な議題は、ロシアのウクライナ侵攻と世界経済への影響である。ウクライナのマルチェンコ財務相が会議に招かれた。
「ロシアは世界経済の病原菌。ウクライナが食い止めなければ他国にも感染が広がる」と演説し支援を求めた。